2022年06月24日

お泊り保育

年長組26人のほし組さんは、来週いよいよお泊り保育に出かけます。お泊り保育に向けて、2週間前からクラスで毎日のように話し合いを重ねてきました。まずお泊りを今年のほし組さんはやるの?(やりたくないという人はたくさんいます)、やるんだったら晩御飯のメニューは?(全員が食べれるメニューを考えます)、その他やりたいことは?等々、子ども達が主体的にお泊り保育をつくりあげていく作業です。子どもはどんどん意見を出します。実現できそうもないとんでもないことを言ったりもします。26人の意見がひとつになることはほぼありません。25人がやりたい!と言っても1人が嫌だといえば話し合いは振り出しに戻ります。なぜかというと、たった1人のお友達も大切な仲間だからです。錦江幼稚園の話し合いの中で多数決で決定することは絶対にありません。そうやって互いに受け入れ合ったり譲り合ったりする経験を通して、人と繋がることの喜びを感じ、集団の中で自分を大切にしてもらえているという自己肯定感を得ることがお泊り保育の大きなねらいでもあります。
子ども達が当日何をしたかという、見えることばかりに目が行きがちですが、そこに至るまでの子ども達の話し合いの中での、子どもの内なる風景に目を凝らし、当日笑顔で送り出していただけると嬉しいです。ひとりのお友達が種を蒔き(意見を出す)、みんなで水をやり(賛同し準備する)、大きな花を咲かせる(活動)というイメージですね。種を蒔く人、水をやる人がいなければ花は咲かないのです。そして私たち大人は栄養のある土づくりをすることが大事な仕事となります。日頃から子ども達がいつでも種を蒔けるように環境を準備しておくことが大切ですね。
さて今年もどんなドラマがうまれるのでしょう!職員も今からドキドキワクワクしています。今のほし組さんたちの生き生きした動き、張りのある明るい声から、もうすでにお泊り保育は大成功だと確信していますわーい(嬉しい顔)

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posted by staff at 09:59| 日記

2022年04月22日

「ぼくだけをずーっと見てて」

新学期が始まり2週間。新しい環境に少しずつ慣れてきているようではありますが、慣れてきたからこそ、ようやく頑張っていた自分から開放されつつあります。不安を感じている子ども達は先生たちを確保しようとあの手この手でアプローチをかけてきますわーい(嬉しい顔)
年中組のゆり組さんは、初めての進級に喜びいっぱい、もうお兄ちゃんお姉ちゃんだから泣くことも恥ずかしい、新しい先生にはかっこいい姿をみてもらいたい、でも!でも!本当は・・・というところが本音ではないでしょうか。

金曜日、今週の暑さに子ども達もヘトヘトふらふら
午後からのゆり組さんたちはもう我慢の限界だったようです。雲梯のところに4〜5人の子ども達がいて、「先生見て〜〜」「こっちも見て〜〜」「こわいから助けにきて」。R君には「2人だけでお山作ろう」と砂場にも誘われ、それぞれが色々なことを言い出す中、ゆり組A君が大きな声で「先生、ぼくだけをずーっと見ててexclamation×2
一瞬恋に落ちましたが、これが全員の子ども達の本当の気持ち揺れるハートなんですね。

全員の子どもを一斉に見ることは不可能ですが、ひとりひとりの子ども達の気持ちはしっかりと受け止め、寄り添っていきたいと思っています。

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posted by staff at 00:00| 日記

2022年04月15日

「泣くことはいいことなんだよ」

昨日より新入園児の登園が始まりました。今朝は新入のはと組Rちゃんが「ママ〜〜」と大きな声で泣いていました。その姿を見たほし組Mちゃんが自分の鞄につけていたお守りやキーホルダーを持ってきてくれました。ほし組Eちゃんもやってきて、キーホルダー(指でポコポコ押す癒しグッズ)を持ってきてくれました。
ゆり組Nちゃんは、プリキュアの絵が入った小さなバッグを見せてくれました。そんな姿を少し離れて見ていたゆり組Kちゃんは「泣くのはいいことなんだよ」と声をかけてくれました。
優しい錦江の子ども達黒ハート
泣くことも、怒ることも、笑うことも、すねることも、全て子ども達の素直な感情表現です。ひとつひとつの表現の真意がわからない時もありますが、これからも表現そのものを全力で受け止め寄り添っていきたいと思います。

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posted by staff at 14:23| 日記